西武 アニキ山川のサヨナラ打で森が号泣 辻監督が代弁「責任感、悔しさ」

試合後ベンチで涙する西武・森友哉=メットライフドーム(撮影・金田祐二)
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 「西武8-7日本ハム」(27日、メットライフドーム)

 西武が劇的な逆転サヨナラで連敗を5で止めた。

 1点を追う九回、1死満塁とし4番・山川が左翼線をライナーで破る逆転2点適時打を放った。

 その瞬間、大粒の涙を流したのは七回から途中出場でマスクをかぶっていた森だった。森は2点リードで迎えた八回に登板した4番手ギャレットをリードしたが、3四死球3適時打を浴びて逆転を許していた。

 チームは低迷し、この日はスタメン落ち。同期入団で、兄貴分と慕う山川の一打で試合が決まると涙を流し、試合後も顔をうずめたまま、しばらくベンチから動けなかった。

 辻監督は森の気持ちを代弁し、「気持ちは非常に分かる。彼の責任感、逆転された悔しさがあり、そして最後は兄貴の山川がサヨナラヒットを打った。野球の怖さを知って、これからに生きてくると思う」とうなずいた。

 ヒーローの山川は「どうにか前に飛ばす、何でもいいと思っていた。杉谷さん絶対とるなと。みんな勝ちたいという気持ちは持っている。どんどん盛り上げていければと思う」と前を向いた。

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