原巨人“竜アレルギー” 田口7四死球…先発また勝てず 中日に唯一負け越し

 「巨人3-5中日」(28日、東京ドーム)

 巨人・原監督はゲームセットから3秒後、足早にベンチを後にした。先発の田口が7四死球の乱調で降板し、2番手の鍵谷が決勝打を浴びて連勝は3でストップ。依然として首位を走るが、“竜アレルギー”が気がかりだ。

 分岐点は3点リードの六回。田口が2死球と2本の二塁打を許して同点とされた。自身3連敗中で背水のマウンドだったが、6回を5安打3失点で無念の降板。「立ち上がりから3人で抑えることができず、リズムをつくることができませんでした」と猛省した。

 今月2日以降、先発投手で勝ち星を挙げているのは菅野と戸郷の2人だけ。宮本投手チーフコーチは「彼の力は必要だと思う」と田口に次回登板のチャンスを与える。週明けから13連戦が待ち受ける。今こそ先発陣が奮起しなければいけない。

 不振が続いていた坂本、丸、岡本の中軸には徐々に当たりが出始めている。指揮官は「人数もいるわけですから。何とか超えてくれればね」とリリーフ陣の奮起にも期待した。

 セ界で圧倒的な強さを誇る原巨人だが、中日には唯一、5勝7敗1分けと負け越している。「少々はいいさ。四球を怖がっちゃいけませんよ。しかし、限度はある」。原監督は29日に先発する今村に“竜斬り”の任務を託した。

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