オリックス・中嶋監督代行「惜しかった」土壇場同点も引き分け
「オリックス3-3ソフトバンク」(2日、京セラドーム大阪)
オリックスは土壇場の九回2死満塁から安達の適時打で同点に追いつく粘りを見せたが、延長戦の末引き分けに終わった。
今季の延長戦は2敗5分けとまだサヨナラ勝利がない。
中嶋聡監督代行は「いやぁ惜しかったですね」と悔しさをにじませた。
九回は先頭の福田が出塁すると西野に代えて代打・杉本。その4球目に福田が二盗を決め、杉本は粘って8球目を左前打にした。吉田正の申告敬遠などで1死満塁からジョーンズは遊飛に倒れたが、安達が同点打を放った。
「(盗塁、代打と)動いて動いてなんとかこっちに流れがほしいところなんで。(流れは持ってきたが)決めきれませんでしたね。でも、姿勢としては非常にいい姿勢だと思いますし。本当に、はい。決めるまで待ちます」
ソフトバンクを相手に最後まで諦めない姿勢を見せた選手たち。その姿勢に手応えを感じつつも勝ちきれなかった部分は課題として捉えた。
先発の田嶋は川島に先頭打者弾、同点の七回にグラシアルに2ランを2発に泣いた。
「粘ってたんですけどね。どうしてもこのあいだからホームランで点数が入ってる。失投には間違いないけどそれを一発で仕留められてしまっている。非常にもったいない。なんとか粘ってるときだったら点入ってないんですけど」
本塁打を防ぐことができたなら展開は変わっていた。ただ、早い段階で打線の援護があれば、投球も変わっていたかもしれない。
「1点もやらないと状況をまたつくってしまっているのがすべてだと思うのでどうにか先発投手を楽に投げさせていくように考えていきます」
これで、中嶋監督代行就任以来、11試合で5勝5敗1分けとなった。