近大・佐藤、猛アピール二塁打 阪神6人体制で視察、和田TA「スケール大きい」

 「関西学生野球秋季リーグ戦第1節・1回戦、近大2ー3同大」(5日、わかさスタジアム京都)

 わかさスタジアム京都で開幕し、今秋ドラフト1位候補の近大・佐藤輝明内野手(4年・仁川学院)は、プロ12球団23人のスカウトの前で強烈な二塁打を放つなど4打数1安打の結果を残した。阪神は6人体制で視察し、和田豊TA(58)も高評価。佐藤は「12球団OK」の姿勢で今後もアピールを続ける。第2試合は立命大が関学大を下し、今秋ドラフト候補の立命大・栄枝裕貴捕手(4年・高知)は5打数1安打だった。

 最後に意地を見せた。2点を追った九回1死からの第4打席。そこまで無安打の佐藤は、カウント0-1から強烈なライナー性の打球を放ち、左翼への二塁打に。試合には敗れたものの「明日につながると思います」と前を向いた。

 今季初の公式戦ということで「久々に独特の雰囲気で、そういうのは感じました」と振り返った一戦。プロスカウト陣の前で、持ち前の打力で見せ場を作ったところはさすがだ。阪神・嶌村球団副本部長や畑山統括スカウトらと視察した和田TAは「スケールが大きい。スイングスピードがあるし当たれば飛ぶ。何より振れるのがいい」と評価した。

 前日にはプロ志望届提出者として公示されたばかり。試合後のインタビューで意中の球団は「特にないです」と話し、小学6年時にタイガースジュニアでプレーしたことから、阪神への特別な思いがあるかどうかも問われた。「特別な思いがあるということはないです」と笑顔を浮かべた上で「どこでもいいです」と「12球団OK」の姿勢を示した。

 「反省点がいっぱいあったので、明日に打ちたいと思います」と佐藤。大学生活最後のリーグ戦。チームとしても、佐藤個人にとっても重要な戦いが続いていく。

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