堀内氏 首振り目立つ阪神藤浪を巨人沢村の姿と重ねる「いいボールを持ってるのに…」
野球評論家・堀内恒夫氏が5日、ブログを更新。阪神・藤浪晋太郎投手への思いをつづった。
藤浪は5日の巨人戦で球団ワーストとなる11失点を喫し、五回途中で降板。堀内氏は「1番気になったのは阪神・藤浪くんのピッチングですよ」と切り出した。
OBとして巨人に関する話題が多い堀内氏だが、元投手として藤浪が気になった様子。「厳しいことを言ってしまえばまだ1軍で投げるピッチングではないよね」としながら、「でも、ブルペンだと『投げさせてみたい』そう思わせるんじゃないかな」と推測した。
藤浪の「何が良くないのか」について2点を挙げ、「フォームが安定していない そして 精神的に安定していない」と記述。三回、丸に押し出し四球を与えた時など、梅野のサインに首を振ることが目立ったことに触れ、「今は自分が全てという思いを捨てて 自分の良さを引き出してもらうために キャッチャーに委ねてみる。そういう時じゃないだろうか」とした。
11失点するまでマウンドにいた藤浪に同情しながらも「藤浪くんは高校野球からエリートできている。でも今は過去から背負ってきたそのプライドを捨てなさい。どん底を味わわせるそのための11失点だったんじゃないかと」と捉え、続けて「今やり直さないと本当に終わっちゃうよ。なぜ、辛い思いをしてきたであろう彼に対してプライドを捨てていない、と言えるのか。それが、梅野くんのサインに対して何度も首を振る、ということですよ」と指摘した。
ファームで調整中の巨人・沢村と藤浪の現状を重ね「これはね、ウチの澤村にも言えること 2人とも、本当にいいボールを持っているのに自滅しようとするから頭にくる」と吐露。野球人として期待が大きいからこそ「仮に1軍の登録を抹消されても必ずや這い上がってくるように 藤浪くんの本当の意味での復活を期待していますからね」とエールを送った。
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