ヤクルト高津監督、高橋に苦言「何点取られるかっていうところだった」

6回、同点ソロを放った坂口(42)を迎えるヤクルト・高津監督(右奥)=マツダスタジアム(撮影・高部洋祐)
力投するヤクルト・高橋=マツダスタジアム(撮影・高部洋祐)
2回、三ゴロに倒れた後、足を負傷しベンチに下がるヤクルト・高橋(中央)=マツダスタジアム(撮影・高部洋祐)
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 「広島2-1ヤクルト」(10日、マツダスタジアム)

 ヤクルトの先発投手陣が、なかなか奮起できない。この日は高橋が4回4安打1失点4四死球で降板。2戦続けて、先発陣が5回持たずの状態で降板となった。

 高津監督は早いイニングでの降板の理由について、「今日の状態だと、その後何点取られるかっていうところだった。重苦しかったので、早めにスイッチして、その雰囲気も変えたかった」と説明。二回の打撃時には足を痛めた上での続投となったが、それは降板理由に影響しなかったという。

 課題だった、立ち上がりの克服はできなかった。いきなり3四球を出し、満塁のピンチからのスタート。ここは併殺で切り抜けたが、四回には3連打で1失点。最少失点でしのいだものの、4回85球の内容だった。

 降板後の高橋は「今日は球数も多く、毎回のように走者を出してしまった。リズムを作れず、いい流れを作ることができませんでした」と反省。その後は梅野が2回無失点でつなぎ、連投となったマクガフが決勝点を許し、近藤&中澤で八回のピンチを無失点で切り抜けた。

 広島3連戦は、先発陣の早期降板が続いている。先陣を切った石川が5回4失点(自責2)で、9日の山中は2回1/3で7失点と大きく崩れた。2戦続けて、先発が5回持たずで降板となり、リリーフ陣に負担がかかっている。

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