オリックス大勝 中嶋監督代行、4安打の杉本に「対応できるようになってきた」

オリックス・中嶋監督代行
 2回オリックス無死満塁、西武・平井(右)から走者一掃の三塁打を放ち、一塁に向かう福田=メットライフドーム
 4回オリックス1死一、三塁、西野が右前に適時打を放つ=メットライフドーム
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 「西武4-12オリックス」(10日、メットライフドーム)

 オリックスは初回に捕逸などで2点を先制されたが、二回にジョーンズ四球、西野右前打の一、二塁から中川のバントを平井が悪送球で1点をかえすと、T-岡田四球の満塁から杉本、伏見の連続適時打で逆転。福田の右中間三塁打で一挙6点を挙げ、西武を突き放した。

 その後も打線が爆発、16安打12点の猛攻で勝利した。

 特に5番・西野が3安打、8番・杉本は4安打3打点の大暴れとなった。

 投げては約1年ぶり先発の竹安が5回2失点(自責0)で初勝利。六回から最後まで投げきった吉田一が自身4年ぶりのセーブを挙げた。

 中嶋聡監督代行は打線について「つながりましたね。良かったです。良い攻撃になったと思う。しっかりした狙いができたと思う、打撃コーチの方からのテーマが打つべきボールを打つということだったと思うので」

 西野、杉本の活躍ぶりには目を細めた。

 「非常に良かったですね。杉本も、慣れてきたというか対応できるようになってきた。良い感じです」

 先発ローテーションに竹安が加わったことも大きい。

 「もっと小気味よい投手なんですけどね。今季初登板で緊張したと思うけど、本来はどんどん攻めていく投手。故障上がりだし、球数ももう少し少ないところを考えていた。91球も投げてくれてね。コンスタントにローテ、という感じではないので、どんな反応が出るのかも見て、ですね」

 大量得点もありリリーフ陣をつぎ込まずに済んだ。

 「(吉田)一将には先発の感じで調整して、って。それで2人でこういう形で終われたのは良かった」

 連敗を止めて、11日からはZOZOマリンフィールドで今季2勝12敗1分けと苦手にしているロッテ戦に臨む。

 「いつもいつも勝ちたいと思っていますが、連敗して止めて、っていうのが続いているから。もっと良い流れにできるようにやっていきたい」

 中嶋監督代行の就任以来、18試合で7勝10敗1分けとなった。

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