「楽天５－４日本ハム」（１１日、楽天生命パーク宮城）

　今季初登板の日本ハム・吉田輝は先発５回０／３を４安打３失点でプロ２勝目はならなかった。５四死球を与え「初回に２点を取ってもらい、楽な気持ちでマウンドに上がることができたが、リードを守り切ることができず悔しい気持ち」と唇をかんだ。

　一回は２四死球をきっかけに失点し、二回も２四球を与えた。しかし、成長の跡も見せた。一回は無死満塁で浅村を直球で遊ゴロ併殺打。１点を奪われたものの、続く島内はスプリットで空振り三振にねじ伏せ、いきなりの大崩れは防いだ。

　「気持ちが空回りしてしまう場面もあった」と反省したが「打者を押し込んで詰まらせる強い真っすぐも投げられた」と手応えも口にした。１２日にも自力優勝の可能性が消滅する厳しい状況。この日の９８球を糧に「チームを勝たせられる投球ができるようにしたい」と雪辱を誓った。