ロッテ・中村稔 7回終了までノーノー圧巻星!自己最長7回0/3を1安打無失点
「ロッテ2-0オリックス」(11日、ZOZOマリンスタジアム)
若武者が輝きを放った。2年目左腕のロッテ・中村稔が七回まで無安打の快投。73年に完全試合を達成した八木沢荘六以来、球団3人目のノーヒットノーランは逃したが、自己最長7回0/3を1安打無失点で2勝目をマーク。「テンポ良く真っすぐで押せた」と喜びに浸った。
ツーシームも効果的に使った。制球も抜群で持ち味の打たせて取る投球を披露した。七回にクリーンアップを三者凡退に抑え、無安打投球は「八回に意識しました」という。その直後、八回先頭の安達に右中間二塁打を浴びて降板。「八回も、しっかり投げ切りたかった」と反省した。
成長著しい背番号48。同じ左腕で母校・亜大の1学年上の先輩、阪神・高橋の存在が刺激になっている。「本当にすごいボールを投げる。憧れの存在です」。大学時代から慕ってきた左腕の背中を追い続けている。
今季はリリーフから先発に回った。「結果を出してくれた。またチャンスがある」と井口監督。優勝争いを繰り広げるチームで、また若い力が台頭した。