日本ハム・栗山監督「ただただ、ありがとう」千賀に投げ勝った上沢を称賛
「日本ハム3-2ソフトバンク」(15日、札幌ドーム)
日本ハムは辛くも逃げ切り2連勝。負ければ自力優勝の可能性が消滅する大事な一戦だったが、何とか踏みとどまった。
打線の主役は西川だった。相手先発の千賀は札幌ドームを得意としており、昨季は3戦3勝、防御率0・82で通算でも7勝無敗。それでも、西川が3安打を放ちチームの全3打点を挙げる活躍を見せ、ようやく札幌ドームで土をつけた。
先発の上沢は今季最多の133球を投げ、8回4安打無失点の力投を見せた。九回のマウンドに立ったのは前日に続き宮西。柳田と、川島に本塁打を浴び2点を失ったが、最後は代打の松田宣を空振り三振に切りリードを守り切った。
ソフトバンク、ロッテとの6連戦の初戦を勝ち取った意味は大きい。栗山監督は勝利をたぐりよせる力投を見せた上沢に対し、「復帰して無理させないと決めていたけど、途中からバランスがよくなった。本当に八回までよく投げてくれた。ただただありがとう。そんなピッチングだった」とねぎらった。続けて、「(西川)遥輝もよく打ってくれたし、(下位打線も)よくつないでくれた」とチーム一丸での勝利をかみしめた。