ENEOSが5年ぶり都市対抗本戦出場 復帰の大久保監督「感動しますよね」
「都市対抗野球西関東地区2次予選・代表決定リーグ戦、ENEOS5-3三菱パワー」(16日、横浜スタジアム)
ENEOSが三菱パワーを破って今リーグ2勝0敗とし、5年ぶり50度目の都市対抗本戦出場を決めた。1勝1敗だった東芝も西関東第2代表として12年連続42度目の出場権を獲得。0勝2敗の三菱パワーは全国大会に進めなかった。
元近鉄で昨年12月に復帰したENEOS・大久保秀昭監督が、いきなり再建への道を切り開いた。「手を替え品を替えという感じで」と5投手を小刻みに継投。毎回のように走者を許しながら、勝ち越しは決して許さなかった。
3-3の延長十二回2死一、三塁から小豆沢誠内野手の右翼線への2点適時二塁打で勝ち越すと、ベンチで大きくガッツポーズを作った。試合後にナインから胴上げとウイニングボールも手渡され、「感動しますよね」と涙。「みんなが一つになれた」と誰よりも熱い指揮官のもと、都市対抗制覇11度を誇る名門が復活気配を漂わせた。