巨人、今季最悪3失策…連勝9でストップ 原監督怒り…九回2失策の田中俊を懲罰交代
「巨人0-11阪神」(17日、東京ドーム)
巨人は攻守に精彩を欠き、完封負けを喫した。今季ワーストの3失策で連勝は9でストップ。原監督は「こういうゲームは2度とやってはいけないゲーム。やりたくないゲーム」と怒りの表情で振り返った。
いきなり出はなをくじかれた。プレーボール直後、サンチェスが初球を近本に右翼席へ先頭打者弾を浴びた。二回にも守備の乱れも重なり、この回3失点と大崩れした。
飛車角抜きの打線に序盤の5失点は重すぎたか。体調不良の坂本と腰痛の岡本が16日に続いて2試合連続欠場。西勇のテンポのいい投球の前に二塁すら踏めず、チャンステーマが流れないままに敗れた。
一方的な展開に、終盤の指揮官の表情は険しいまま。九回に2失策した田中俊はイニング途中で懲罰交代。「最善の策でしょう」と原監督は断じた。0対11で大敗した8月6日の阪神戦同様、野手の増田大を九回のブルペンで投球練習させた。登板機会はなかったが、本拠地でのワーストゲームに「こういうゲームはしない」と怒り心頭だった。