DeNAオースティン復調弾 得意本拠地でスランプ脱出の22打席ぶり快音
「DeNA6-0巨人」(18日、横浜スタジアム)
沈黙していた助っ人が目を覚まし、今季の巨人戦本拠地初勝利につなげた。2点リードの三回無死二、三塁。DeNAのタイラー・オースティン外野手(29)が戸郷の高めスライダーを強振。舞い上がった打球は風にも乗り右中間席で弾んだ。「早い段階で追加点を奪うことができてうれしい」。22打席ぶりの安打が貴重な6号3ランとなった。
脳振とうからの復帰初戦、12日・中日戦の第1打席で一発を放ってから当たりが止まった。翌13日に2番に入ってから前夜までの4試合は15打数無安打。スランプを受け、ラミレス監督は「彼は横浜スタジアムだと数字を出している」と3番で送り出した。
用兵は的中し、「3番に変えるタイミングはベストだった」と指揮官。首位相手に一矢報い「非常に大きい。流れを止めるわけにはいかない」と次戦を見据えた。