立命大の強肩捕手、栄枝がプロ志望届提出 巨人スカウト評価「安定感がある」

 「関西学生野球、立命大3-2京大」(20日、南港中央野球場)

 優勝候補の立命大が京大に連勝し、2勝0敗で勝ち点を獲得。全勝で前半節を折り返した。

 この日、今秋ドラフト候補で強肩強打が売りの栄枝裕貴捕手(4年・高知)と、最速151キロ右腕の有村大誠投手(4年・秀岳館)が、そろってプロ志望届を提出したことを明かした。

 有村は前日の19日に先発し、大学2度目の完封勝利を挙げるなど順調に状態を上げている。栄枝はこの日も「5番・捕手」でフル出場。4打数無安打と打撃は振るわなかったが、初回には盗塁を阻止するなどして持ち味を見せた。

 評価も上々で、視察した巨人・渡辺スカウトは「ここ数年見てきた中で一番かもしれない。安定感があるし、一軍で十分使っていけると思うよ」と絶賛した。

 「(提出して)改めて身の引き締まる思いです。自分の一番の強みは盗塁を刺すこと。安定感を持ってアウトにできるところを見せていきたい」と意気込んだ栄枝。約1カ月後に迫るドラフト会議に向け、アピールを継続していく。

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