プロ注目の筑波大3年・佐藤隼輔7回1失点 早大・早川を意識「目指してやってきた」
「首都大学野球、筑波大2-1東海大」(20日、大田スタジアム)
来秋ドラフト候補の筑波大・佐藤隼輔投手(3年・仙台)が先発し、7回3安打1失点。白星こそ付かなかったが8三振を奪い、東海大を昨年の春以来のリーグ戦黒星に追いやった。
初回1死一、二塁のピンチにも左腕は動じなかった。「要所で力を入れられればっていう思いがあった」とギアチェンジ。2死後、5番打者をこの日最速の148キロで空振り三振に斬って取った。
その後も昨年左肘を痛めた影響を感じさせずに剛柔を織り交ぜ「自分の投球らしさは出せたかなと思います」とうなずいた。
前日には昨年の侍ジャパン大学代表でチームメイトだった早大・早川がリーグ戦で17奪三振完投。「早川さんを目指してやってきた部分はあるので、昨日17個三振取って、結構刺激というか、さすがやなって、自分も続ければなっていう思いはありました。特に連絡とか取ってないですけど、影ながら意識というか応援というか、そういう感じでやってます」と同じ左腕として憧れを抱く先輩に続く快投でリーグ制覇に望みをつなげた。
この好投にヤクルト・丸山スカウトも「3年生だが、左ピッチャーが貴重という中で、来年のドラフト候補としてみていくことになるでしょう」と評価。プロ11球団のスカウトが見つめる中、堂々たるピッチングを見せた。