プロ注目の東海大・小郷リーグ戦初黒星 自らの悪送球で決勝点献上
「首都大学野球、筑波大2-1東海大」(20日、大田スタジアム)
今秋ドラフト候補で最速155キロを誇る、東海大・小郷が八回から2番手で登板。九回に自らの悪送球で勝ち越しを許し、2回1安打1失点でリーグ戦初黒星を喫したが、球場の表示で、この日の最速は150キロを計測。プロ11球団のスカウトが熱視線を送る中、力投した。
小郷は1-1の八回を三者凡退に仕留めたが、九回に失点。先頭打者をフライに打ち取ったが三塁手が落球し、続く打者の送りバントを自らが一塁に悪送球し、勝ち越された。不運も重なり、リーグ戦初黒星となった。
昨年春に利き腕である右肘を故障。前日19日に19年春以来のリーグ戦登板を果たしたばかりで、いきなりの連投&イニングまたぎとなった。視察した巨人・内田スカウトは「連投できたことが収穫。いいものを持っているし、徐々に(故障前に)戻っている」と評価し、ヤクルトの丸山スカウトも「三振を取れる球があるのが強み。リリーフとしての適性が高い」と語った。
チームは筑波大の先発・佐藤の前に七回までで3安打と打線沈黙。リーグ戦では2019年4月21日・日体大戦以来の黒星を喫した。