「首都大学野球、筑波大２－１東海大」（２０日、大田スタジアム）

　来秋ドラフト候補の筑波大・佐藤隼輔投手（３年・仙台）が先発し、７回３安打１失点。白星こそ付かなかったが８三振を奪い、東海大を昨年の春以来のリーグ戦黒星に追いやった。

　ピンチにも左腕は動じなかった。初回１死一、二塁で「要所で力を入れられればっていう思いがあった」とギアチェンジ。２死後、５番打者をこの日最速の１４８キロで空振り三振にねじ伏せた。その後も昨年左肘を痛めた影響を感じさせず、剛柔織り交ぜ「自分の投球らしさは出せたかな」とうなずいた。

　前日には昨年の大学ジャパンでチームメートだった早大・早川がリーグ戦で１７奪三振完投。「刺激というか、さすがやなって」と同じ左腕として憧れを抱く先輩に続く快投で、リーグ制覇に望みをつなげた。