DeNA・上茶谷144球、今季初完封「関西なので気持ち良く」躍動甲子園

 完封勝利を喜ぶ上茶谷(左)とDeNAナイン=甲子園(撮影・飯室逸平)
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 「阪神0-4DeNA」(23日、甲子園球場)

 3タテを阻止した。DeNAの上茶谷が自身2度目、今季初の完封。連敗を3で止めた。この日敗れれば中日とタイで3位転落の危機を、圧巻の144球で救ってみせた。

 「チームが3連敗中で首位との差も広がっていた。止めようと思って、それが結果につながってよかった」。中盤まで青柳と投手戦を展開。1点のリードをもらって迎えた六回は先頭の代打・荒木に出塁を許し無死一塁としたが、三振ゲッツーで流れを断った。

 八回を投げ終えて121球。「任されると思っていなかった」が、木塚投手コーチから「次の回もいくぞ」と声を掛けられた。九回、136球目に148キロをマーク。140球超えは高校以来で「(腕が)ぱんぱんですね。すでに」と笑うが、気持ちが入っていた。

 ラミレス監督は「スタミナも十分だと思ったので」と九回続投の理由を説明。京都出身の右腕は「関西なので気持ちよく投げられました」と聖地で躍動した。(山本航己)

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