ロッテ新方程式 唐川-沢村-益田で首位ソフトバンクに競り勝ち

ソフトバンクに勝利し、ナインと喜び合うロッテ・福田秀平(右)=ZOZOマリンスタジアム(撮影・西岡正)
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 「ロッテ7-4ソフトバンク」(25日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテが“新勝利の方程式”の七回・唐川-八回・沢村-九回・益田のリレーで首位攻防戦の初戦をものにした。唐川は回の先頭打者からではなかったが、3投手がこの順番、この投球回で、リードした試合の“勝ちパターン”としてリレーをつないだのは初めてだった。

 唐川は七回途中、粘投していた先発の二木がつかまり、2点差に詰め寄られた1死二塁の場面で登板した。難しい場面で牧原を二ゴロに打ち取ったが、2死三塁から周東に左前適時打を許した(この失点は二木につく)。二盗も許して、一打同点の場面となったが、栗原を遊ゴロに抑えて、1点のリードを保った。

 八回には沢村が登場した。先頭・柳田との注目の対決は149キロのスプリットで空振り三振に仕留めた。続く中村晃に148キロスプリットを遊撃内野安打とされ、これが移籍後初の被安打となったが、デスパイネを見逃し三振、グラシアルを二ゴロに抑えた。この日の直球の最速156キロ。豪腕でソフトバンク打線をねじふせた。

 直後の攻撃で2死二、三塁から柿沼が2点タイムリーで貴重な追加点を挙げると、九回は守護神・益田が0封で24セーブ目。唐川が踏ん張り、沢村が流れを呼び、益田が締める。新勝利の方程式が機能し、首位ソフトバンクと1差まで詰め寄った。

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