阪神7人コロナ感染も試合挙行の理由 NPB&12球団が臨時委員会
阪神の複数選手が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことに伴い、日本野球機構(NPB)と12球団は25日、臨時実行委員会を開いた。会議ではこの日のヤクルト対阪神戦(神宮)の開催可否を協議。セ・リーグの杵渕統括は試合挙行を明言し「ペナントレース全試合の挙行を目指していくことを12球団で確認した」と話した。
陽性判定者や濃厚接触者など10選手が「特例2020」の初適用で登録抹消。異例の緊急事態の中、試合挙行となった理由について、ヤクルト球団は以下のように説明した。
1、陽性判定者や保健所認定の濃厚接触者、および球団が独自に認定した濃厚接触者がすでに隔離されている。
2、この日陽性判定を受けた1軍の選手、スタッフ6人について、管轄の保健所から「濃厚接触者はいない」と判断を受けている。
3、この日陽性判定を受けた1軍の選手、スタッフ6人は無症状であり、他の1軍メンバー、監督、コーチ、スタッフが体調の異常を訴えていない。
抹消された10選手に替わり、9選手が1軍に登録された。通常は試合開始2時間前に公示されるが、代替選手が名古屋から上京しての合流となり「きちんと球場に到着してメンバー表確認・提出というところが2時間前にはできない」(同統括)と特例を認め、16時以降の公示となった。