トヨタ自動車が第1代表 栗林1失点完投!8球団スカウト視察
「都市対抗大会東海地区予選、トヨタ自動車5-1ホンダ鈴鹿」(26日、岡崎市民球場)
まさにエースの投球だった。先発した今秋ドラフト1位候補のトヨタ自動車・栗林良吏投手(24)がドラフト前最後の公式戦で1失点完投。第91回都市対抗野球大会(11月22日開幕・東京ドーム)への出場を決めた。
初回、先頭打者に四球を与えて1死二塁としたが、連続三振でピンチを切り抜けた。速球はいきなり151キロを計測したが「体の調子は悪くなかったけど、狙い通りに投げ込めなかった」と自らの調子を敏感に察知。変化球で相手打者の芯を外す投球に切り替え、凡打の山を築いた。
8球団のスカウトが見つめる中、最後までマウンドに君臨した栗林。西武の渡辺GMも「調子に関係なくゲームをつくれるし、投球そのものがうまくなっている。(上位で指名されるのは)当然」と評価した。