ドラ1候補の近大・佐藤、フェン直三塁打 阪神スカウト「やっぱりパワーある」

 「関西学生野球、近大3-1京大」(27日、ほっともっとフィールド神戸)

 2回戦3試合が行われ近大が京大を下して5連勝となった。今秋ドラフト1位候補の近大・佐藤輝明内野手(4年・仁川学院)は、阪神や巨人などプロ5球団のスカウトの前で、左中間フェンス直撃の三塁打で長打力をアピール。残り4試合で、現行のリーグ最多に並ぶ通算13本塁打を目指す。同大は関学大との接戦を制した。関大は立命大の全勝を止め、近大、関大、立命大が5勝1敗で並んだ。

 力強くはじき返した打球は、風にも乗って高々と舞い上がる。記念の一発かと思われた打球は左中間フェンス上部に直撃してはばまれた。余裕を持って三塁に進んだ佐藤は「追い風だったのでヒットになって良かったです。ちょっと上がったんで風次第というところはあったんですけど」と淡々と振り返った。

 1、2打席目は四球で、3打席目は三振。迎えた4打席目で、2球目のスライダーに反応した特大の三塁打。近大・田中秀昌監督は「(本塁打に)見えたので」と球審に確認したが、判定はそのまま。リーグ最多に並ぶ13本塁打は次戦以降に持ち越しとなった。それでも、持ち味を発揮した逆方向への長打。2人態勢で視察した阪神の渡辺スカウトは「逆方向にあれだけ飛ぶのはやっぱりパワーがある」と評価した。

 次戦は10月10日の立命大戦。「(本塁打は)もちろん打ちたい気持ちはあるんで。打つべき球をしっかり打っていきたいです」。相手からも警戒された中でいかに打ち切れるか。リーグ戦も残り4試合。限られた中でリーグ記録に挑んでいく。

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