阪神など9球団が視察 JR東日本・西田が6回1失点の力投
「都市対抗野球東京2次予選・準決勝、JR東日本6-1東京ガス」(28日、大田スタジアム)
今秋ドラフト候補のJR東日本・西田光汰投手と伊藤将司投手がそろって新たな一面を披露した。阪神など9球団スカウトの視線を浴びながら、西田は公式戦初先発を6回1失点。伊藤は救援で自己最速を1キロ更新する146キロをマークした。
真っさらなマウンドに立っても、西田の持ち味は消えなかった。直球はこの日最速146キロを計測するなど、球威は救援登板時に比べても衰えず。高卒3年目とドラフト解禁年だった昨秋に右肘手術を受けたが、「順調。全然痛くない」とプロ入りへ再びアピールを続けている。
リリーフで登場した伊藤は「真っすぐに力があった」と直球で押した。2番手として登板した七回こそ四球と二塁打でピンチを招いたが、速球が走ったことで変化球も生きてくるなど4奪三振。「球速が課題だったので。いいアピールにはなった」と手応えをつかんだ。