JR東日本・西田、先発でアピール 公式戦初先発6回1失点 球威も衰えず
「都市対抗野球東京2次予選・準決勝、JR東日本6-1東京ガス」(28日、大田スタジアム)
今秋ドラフト候補のJR東日本・西田光汰投手(22)が公式戦初先発し、6回1失点に封じた。これまで救援専任だったが、阪神など9球団スカウトの前で新たな一面をアピール。本戦出場王手に大きく貢献した。
真っさらなマウンドに立っても、魅力は消えなかった。自己最速にあと1キロに迫る146キロを計測するなど、球威は衰えず。ピンチになれば「ヨッシャーって、やってやろうかなというのはあります」と、ギアを上げて最少失点で切り抜けた。
視察した日本ハム・坂本スカウトは「相手のインコースをうまく使えていた」とリリーフ時とは違う配球を評価した。ドラフト解禁年だった昨年は右肘痛でプロ志望をいったん封印。手術を経て再起した右腕は、再び憧れの舞台を目指す。