楽天則本 5失点KOで4敗目「大事に行き過ぎた」

 「楽天2-6ソフトバンク」(29日、楽天生命パーク宮城)

 右手裂傷で離脱していた楽天・則本昂大投手(29)が1軍復帰登板も、4回1/3を5失点でKO。今季4敗目を喫した。

 序盤は変化球をコーナーに集める投球で、ソフトバンク打線に点を与えず。だが「1球1球慎重に、少し大事に行き過ぎた」と4四死球を与えるなど、球数を増やしてしまう。

 同点の五回1死一、二塁では、栗原に内角高めの直球を右中間席へ運ばれる勝ち越し3ランを被弾。続く松田に四球を与えたところで降板となった。

 則本昂は4日・オリックス戦(楽天生命)に先発も、ベンチ裏で転倒して右手を負傷して降板。その後は2軍でリハビリを続けていた。首位・ソフトバンクとの3連戦初戦を託されたが結果を残せず「ホームランが全部ぶち壊しました」と悔しさをにじませた。

 これでチームは4連敗となり、再び自力優勝の可能性が消滅。苦しい状況の中で、則本昂は今後へ向けて「頑張るだけです」と言葉を絞り出していた。

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