大阪桐蔭 履正社に雪辱 夏の借り返す圧勝!主将・池田4安打

 「秋季高校野球大阪大会・準決勝、大阪桐蔭8-3履正社」(3日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 大阪大会は準決勝2試合が行われ、大阪桐蔭が履正社とのライバル対決を制し、山田に圧勝した東海大仰星とともに近畿大会出場を決めた。兵庫大会では長田が延長十三回タイブレークの末に村野工との3位決定戦を制し、1950年以来70年ぶりに近畿切符を手にした。

 幾度となく大阪の頂点を争ってきたライバルに、現時点での力の差を見せつけた。

 「新チームになってからずっと、この夏(代替大会)に負けた分まで勝ってやり返そうと言っていた。素直にうれしいです」。新主将で4番の池田陵真外野手(2年)が、5打数4安打1打点と大暴れ。宿敵を撃破し、7年連続の近畿大会出場に貢献した。

 三回1死から先制すると、なおも1死二塁で池田が左翼線へ強烈な適時二塁打を放った。さらに五回と六回には逆方向への技あり打を見せるなど、中軸の仕事を果たした。今大会はここまで13打数9安打と大当たり。当然、マークも厳しくなるが「アウトコースに攻めてくると思ったので、逆方向意識で打ちました」と笑顔ではね返した。

 先輩たちも力を貸してくれた。この1週間、履正社のエース左腕・渡辺対策として、前チームのエース・藤江ら左投げの3年生が打撃投手を務めてくれた。その恩にしっかりと結果で返した。

 西谷浩一監督(51)も「マークがきつい中でも打つのが大阪桐蔭の4番です」と池田に期待を寄せている。「自分たちは1位通過で行かないといけない」と意気込む主将のバットで、大阪の頂点まで一気に駆け上がる。

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