山崎武司氏、スパイク忘れて3割打者に 恐怖で言い出せず…
中日、オリックス、楽天で活躍し、両リーグで本塁打王を獲得した山崎武司氏が4日、フジテレビ系「ジャンクSPORTS」に出演し、スパイクを忘れたことで3割打者となったことを告白した。この日は「アスリート劇団 マンガみたいな話SP」と題して、ありえないようなエピソードが再現ドラマとして放送された。
山崎氏は中日時代の2000年、オープン戦で、スパイクを持ってくるはずが、間違えて練習用のアップシューズを持ってきてしまった。仕方なくそのまま試合に出場したが、当時、監督だったのは星野仙一さん。鉄拳制裁が怖くて正直に話すことができず、思わず「ケガ明けなので、今年はこれで行こうかと」とごまかしたという。
スパイクと違って、びょうが付いていないアップシューズでは踏ん張りがきかなかったが、意外なことにこれが奏功。余計な力を入れずに打つと、この年は4年ぶりに3割超えの打率.311を記録した。
山崎氏は番組のインタビューに応え、星野さんに、スパイクを忘れたという事実を「言ってないです」と告白した。「スパイクを忘れたことが一番の罪なんです。そんなことは許されないです。星野さんの野球哲学では」と振り返った。
なお、この日の再現ドラマでは山崎氏を元サッカー日本代表の中澤佑二氏、星野さんを、同じく元日本代表の永島昭浩氏が演じた。