プロ野球&J「退場をお願いする」ヤジやブーイングの観客への対応を確認
日本野球機構(NPB)とJリーグは5日、「新型コロナウイルス対策連絡会議」を開催。ブーイングや大声での応援など、禁止行為をする観客の対応について言及した。
大声での応援は飛沫の懸念から、禁止行為としてルール設定されている。Jリーグの村井チェアマンは「お客さんの中で大きな声を出してしまうというケースはあるが、野球界もサッカー界もそういう応援に対してどう対処していくか、啓発していくかという議論もした」と報告。
そのうえで前日4日、浦和-名古屋の試合で客席からブーイングや指笛が鳴り響いたことを受け、「ルールを守れないお客さんに対しては退場を願うような施策をしていきたい。多くのお客さんは善良でルールを守っている。そういう人からすると迷惑行為。選手を鼓舞するものではなく、まわりへの迷惑行為。厳重に対応していきたい」と、語った。
観客の入場数上限緩和で、今後はこうしたケースはより増えていく可能性もある。NPBの斉藤コミッショナーは「本当のファンは慎重に、ただ野球を楽しみたいということで会場に来ている」とする一方で、大声を出すなどの観客に対しては「退場をお願いするケースもある。全体的に非常に緊張した中で運営しているということを報告したい」と強調した。