今秋ドラフト候補の大院大・打田 延長11回タイブレーク投げ抜くもサヨナラ負け
「関西六大学野球、神院大5-4大院大」(5日、ほっともっとフィールド神戸)
秋季リーグ戦・第5節1回戦が行われ、今秋ドラフト候補で最速147キロ右腕の大院大・打田雷樹(うった・らいき)投手(4年)が先発し、延長11回タイブレークを投げ抜いたが、最後の最後で踏ん張り切れずサヨナラ負けを喫した。
初回に2失点したが、七回までは無得点の好投を続けていた。だが、3-2で迎えた八回に同点とされ、延長戦に突入。延長十回には満塁のピンチを切り抜けるなど力投したが、1点のリードをもらった延長十一回タイブレークの裏に、1死二、三塁からサヨナラの2点タイムリーを浴びた。
試合後「内を攻めた球が、ボール半個分真ん中にズレてしまった。その1球が悔しいです」と肩を落としたが、「もう先発するのは1試合くらいしかないと思う。その1試合でプロの方に自分の持ち味を見せたい」とすぐさま切り替えた打田。
「育成でもいい。ずっと夢だったので絶対プロになりたい」。NPB入りへの固い決意を胸に、最後の最後までアピールし続ける。