激震ロッテ 大量感染もルール違反者なし「彼らも謝る必要ない」「コロナの怖さ」
ロッテの鳥谷敬内野手、角中勝也外野手ら7選手を含む計11人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことが6日、分かった。
感染したのは鳥谷敬内野手、藤岡裕大内野手、三木亮内野手、荻野貴司外野手、清田育宏外野手、角中勝也外野手、菅野剛士外野手と伊志嶺翔大コーチ、スタッフ3人。すでに、4日に感染が判明していた岩下大輝投手ら2人を加え、計13人の大量感染となった。新たに判明した11人のうち、選手は無症状、スタッフ一人が発熱しているという。
同日、松本本部長が会見し、感染経路について「全然分かっていない。それがコロナの怖さ」とした。
球団は11人の行動履歴も発表。PCR検査から48時間前以降の記録を調査したところ、いずれの選手、スタッフも10月2~4日はZOZOマリンスタジアムへの車での移動および練習、試合参加以外の外出記録はなかったとした。
遠征先では状況によって外出禁止、会食は4人まで、部外者との会食はNGなどと決めていたという。松本本部長は「それを破った人は一人もいない」とし、「彼らは頑張っていて、こういう状況でかわいそう」と思いやった。9月末の札幌遠征でも外食に行った選手はいないという。
岩下の濃厚接触者として小野郁投手、和田康士朗外野手、東妻勇輔投手、山本大貴投手が特定。15年ぶりの優勝へソフトバンクと激しい首位争いをしている中、チームは緊急事態に陥った。
井口監督には選手から謝罪のLINEなどが入ったというが、松本本部長は「野球選手だけじゃない。彼らも『申し訳ございません』と謝る必要はない。これはどうしようもない。『一日も早く回復して現場に戻ってきてほしい』と伝えた」と語った。