巨人・岡本 単独キング25号!大山猛追に奮起の一撃 打点76で2冠キープ
「巨人9-7DeNA」(8日、東京ドーム)
これぞ、優勝を狙うチームの4番の存在感だ。巨人・岡本は初回に8試合ぶりとなる25号決勝2ラン。阪神・大山を突き放し、本塁打キング単独トップに躍り出た。
初回2死二塁。井納の低めいっぱいの直球を思い切りしばき挙げた。高々と舞い上がった打球は右翼席前列へ着弾。「自分が打てると思ったら、打ちにいくのでね。まあ打ててよかったです」。場内ヒーローインタビューでは、風格たっぷりに答えた。
ライバルに一歩リードだ。5日の甲子園での阪神戦。大山に、目の前で並ばれた。その後はノーアーチ。気持ちに火がついたかを問われ「多少なりとも…。まあ、なんでしょうね。タイトルは別に意識はしてないですけど、本塁打を打てたのでよかった」と本音をこらえ、控え目に喜びをかみしめた。
巨人、阪神の日本人打者の本塁打王争い。82年に掛布雅之とデッドヒートを繰り広げた原監督は「本人も気分よく、いいホームランだったと思いますね」と、重圧の中で打った主砲のアーチを喜んだ。
この日は2安打3打点の活躍で打点も76とし2冠をがっちりキープ。優勝マジックは14、今季の勝ち越しが決定した。「まずは1試合1試合、勝ちに貢献できるように頑張りたい」。リーグ連覇とタイトル取りへ岡本は残り試合も打ちまくる。