巨人 貯金30!60勝12球団1番乗り 中日元監督・高木守道さん追悼試合で快勝
「中日1-7巨人」(10日、ナゴヤドーム)
巨人はリーグ連覇へ大台の扉をこじ開けた。右足の張りから3試合ぶりに坂本がスタメン復帰し、先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点を重ねた巨人打線。12安打7得点の快勝で、貯金を2013年以来、7年ぶりの「30」に乗せた原監督は「運もこっちについている感じがするね。あれだけ前半三振しながら、ああいう場面(五回)で点を取るんだから」と笑いがとまらない。
指揮官が言うように三回先頭の畠から四回の終了時まで6者連続三振。ところが1点リードの五回に激変した。2死から3連打で満塁とし、松原の左前2点打、さらに坂本が150キロ直球を中前へ2点打。計5連打でロドリゲスをKOだ。
この日は今年1月に急性心不全のため死去した中日元監督・高木守道氏の追悼試合が開催された。セレモニーでは、スコアボードに伝説の94年「10・8」決戦のスタメンが映し出された。
当時「5番・三塁」で出場した原監督。最終戦で勝った方が優勝という緊迫した試合を「2度と味わいたくない」と苦笑いも「高木さんも『やるな』という感じで見ててくれたんじゃないかなと」とご満悦の様子。両リーグ60勝一番乗りで連覇へのマジックは「12」。当時とは打って変わり、ぶっちぎりでゴールテープを切る日が着々と近づいている。