楽天・滝中 念願プロ初勝利!完封目前も九回2失点で降板「うれしいのと悔しさが」
「楽天8-2西武」(11日、楽天生命パーク宮城)
喜びと悔しさが入り交じった白星となった。楽天のドラフト6位・滝中(ホンダ鈴鹿)がプロ4試合目の登板で8回2/3を2失点と好投し、念願のプロ初勝利を手にした。
「カーブが今日は助けてくれた。それが安定していたので、他の変化球も生きた」と滝中。立ち上がりから緩急を使った内容で、五回1死まで完全投球。五回は2死一、三塁のピンチを招くが、外崎を投ゴロに斬った。
八回終了時で球数は107球。ベンチでの「(首脳陣が)近づいてきたら交代なので来るなよと思った」という願いも通じ、初完投初完封を目指す九回のマウンドへ。だが、2死二、三塁からメヒアに左翼線2点二塁打を浴びて降板となった。
「うれしいのと、投げきれなかった悔しさがある」と苦笑い。それでも手にしたウイニングボールに「両親がどちらの棺おけに入れるかでケンカするので、2つ目が欲しいですね」と冗談を交えて次の勝利へ意気込んだ。2位・ロッテとは5差。逆転へ向け、新たな力が台頭してきた。