巨人 菅野がついに初黒星「今まで順調にいきすぎた」14連勝ならずG党ため息
「巨人3-4広島」(13日、東京ドーム)
巨人・菅野智之投手が、ついに負けた。開幕からの連勝記録は13で止まった。
今季17試合目の先発マウンドは6回7安打4失点。昨年9月4日の中日戦以来405日ぶりの敗戦で、今季初黒星となった。
打線は六回、坂本の適時打で1点を返し、九回は丸の22号ソロ、ウィーラーの12号ソロで1点差。だが反撃は届かず、球場はため息に包まれた。
菅野は「今まで順調にいきすぎたところもある。なんとか粘ろうとしましたがうまくいかないこともあると思います。これを肥やしにして、次の登板に向けてしっかり調整します」とコメントした。
まさかの展開だった。二回、連打から併殺崩れの間に先制点を献上。四回には松山の適時打と坂本の適時失策、菊池涼の適時三塁打で3点を失った。
制球、球威ともに本調子とは遠く、被安打7は今季ワーストタイ。3点ビハインドで迎えた七回、菅野交代のアナウンス時には球場全体が騒然となった。
菅野は前回6日のDeNA戦で、無傷の13連勝。開幕投手としての連勝でプロ野球新記録を樹立し、自身の通算100勝にも到達した。14連勝なら66年の堀内恒夫氏を超える球団新だったが、ついに止まった。
原監督は「ずっと緊張感の中で投げて、チームを非常にいい状態にしてくれた。記録というのは永遠に続くものでもないし、ここまで来られたというね。次につなげればいい」と前を向かせた。