オリックス・中嶋監督代行「聞きたいことがある」試合後に審判室へ
「オリックス0-2ソフトバンク」(13日、京セラドーム大阪)
オリックスは九回2死一、二塁と森を攻めるが、頼みの吉田正は一ゴロでゲームセット。今季11度目の完封負けに終わった。
試合終了後、中嶋聡監督代行はベンチを出ると、「聞きたいことがある」とそのまま審判室に入っていった。
九回先頭の伏見が安打で出塁。福田の三ゴロで1度は一塁セーフとなったが、中嶋監督代行が審判に代打・T-岡田を告げているときに工藤監督からビデオ判定が要求され判定が覆った。
リクエストが遅すぎるのではという質問に審判サイドは一連のプレーを見届けて、そこから三塁側のベンチを確認したために遅れた部分はあったが、流れの中、との説明があったという。
渋々納得はしたが、悔しい敗戦に変わりはない。
九回に見せた粘りにも「うーん、そうですね。そうなりましたけど、やっぱり始めからいかないといけないですよね。(先発の笠谷は)荒れ球でいい球来てるんですけどね。あまりこっちも打ってないですし、その点でもあまりとらえたヒットというのはなかったですからね。厳しかったですね」
特に要所で決まるチェンジアップに手こずった。
「じゃあ、全部チェンジアップかというとそういうわけではない。どの球を狙っていくのか、どの球を仕留めるのかになると思うんですよね。割合で行ったら、真っすぐの方が多いわけですし。やられたボールはチェンジアップかもしれないけど、ってなりますよね。これはまあ、どういう球を狙っていこうとかいうのはあると思うので」
先発の山本は8回1失点の好投も敗戦投手。執ようにファウルで粘られ、自己最多タイの124球を擁した。
「そうですね。やっぱり、どうしてもこのチームとやる時は球数がかかってしまうので。苦しくなってしまいますけどね。だからこそ、先に点を取って楽にする展開をつくらないといけないけど、それができなかった。申し訳ないなと思いますよね」
中嶋監督代行は就任以来、45試合で21勝22敗2分けとなった。