オリックス、ドラフト1位指名は近大・佐藤 福良GMが12球団トップで公言!
オリックスは13日、大阪市此花区の球団施設でスカウト会議を行い、26日のドラフト会議で近大・佐藤輝明内野手(4年・仁川学院)を1位指名することを決定した。会議後、福良淳一GM(60)が「1位は近大の佐藤でいきます」と明言した。阪神、巨人、西武、ソフトバンクなども指名に前向きな姿勢を見せる中、12球団トップをきっての公言となった。
スカウト会議を終えた福良GMが自ら切り出した。
「上位(候補)の映像を見て、全員で確認した。1位は近大の佐藤でいきます。野手ではナンバーワン。それ以外、いないでしょ。なかなかああいう選手はいない。ナンバーワンの選手をいく」
今秋ドラフト目玉の一人である佐藤。187センチの大型内野手には阪神、巨人、西武、ソフトバンクなどが熱視線を送る。競合は必至の情勢だが、オリックスは一歩も引くつもりはない。
チームの補強ポイントは三塁と中堅。今季も後藤、中川でスタートしたが、定着はならず。現在もレギュラー不在が続いている。
またリーグ最低のチーム得点数375が示すとおり、得点力不足は深刻だ。この日も山本が8回1失点の好投も援護できず、今季11度目の完封負けに終わった。
佐藤は12日・立命大戦で関西学生野球リーグタイ記録となる通算13号本塁打を放ったように最大の魅力はその長打力。そして俊足強肩の持ち主でもあり、大学では現在の三塁だけでなく、外野でもベストナインに選出されいる。補強ポイントを補うのにこれ以上に最適な存在はいない。
チームは14日にも優勝の可能性が完全になくなる。24年連続の不名誉記録。その脱出の救世主に地元の大砲候補を指名する。