プロ注目の徳島・行木が危険球退場 3球団スカウトの前でアピールできず
「四国ILp、徳島5-3愛媛」(16日、東予運動公園野球場)
四国ILp・徳島インディゴソックスの最速150キロ右腕・行木俊投手(19)が先発したが、二回無死一塁で頭部死球を与え、危険球により降板した。
スタンドにNPBスカウト3球団が視察に訪れる中、初回から直球は149キロを記録。立ち上がりを3人で抑え、順調に滑り出した行木だったが、二回、先頭に中前へ運ばれると、続く愛媛・潤米浩介捕手(22)の頭部に投球が直撃。ぼう然とする行木に主審から退場の宣告がなされ、肩を落としながらマウンドを降りた。
試合後は、猛省しつつ「感覚は悪くなかったが、変化球が浮いていた」と話した。17日の高知戦、18日の香川戦はロングリリーフとしてベンチ入りする予定だ。
敗れた愛媛マンダリンパイレーツは、先発・長島知輝投手(22)が9回5失点で完投したが、二回2死からの連続四球で3点を失い「同じ事を繰り返している。チームに流れをもってこれず申し訳ない」と反省の弁。河原純一監督(47)は「もったいないというか、ずっとの課題ですから」と渋い顔だった。