日本ハム・中田 5度目の100打点!チーム大敗、5位低迷も闘志
「日本ハム2-11ソフトバンク」(20日、札幌ドーム)
絶望的な点差の前に、笑顔はない。それでも主砲の意地を見た。日本ハムは11点と大差を付けられる一方的な試合展開。終始ため息が聞こえる本拠地で、中田は一人気を吐いた。
九回1死一塁、松本の高めの外角変化球を踏み込んで捉えた。「打った瞬間はファウル。よく戻ってきてくれた」。滞空時間の長い打球は左翼ポールギリギリ内側へ飛び込む29号2ラン。今季101打点目を稼ぎ出した。
「毎年打ちたいと思っている。そこを目標にやっている」
中田にとって打点はチームへの貢献度の表れ。自身5度目の100打点の大台突破は両リーグ最速、そして自己最速でもある。屈辱的な敗戦に表情は晴れない。チームも5位に低迷。それでも「まだシーズンが終わったわけではない」と主砲から闘志は消えていない。