高知・石井、最終回に逆転許す ドラフトへ「天命を待ちたい」四国アイランドリーグ
「四国ILp、徳島3-1高知」(23日、高知東部野球場)
四国ILp・高知のドラフト候補・石井大智投手(22)が先発し、7回3失点(自責0)で敗戦。徳島のリーグ連覇を阻止することができなかった。
勝利のために、最速153キロの直球で積極的に三振を取りにいく投球スタイルを変えた。負ければ徳島の優勝が決まる首位攻防戦。さらに自らと徳島・戸田懐生投手(20)が奪三振のタイトルを争う状況で、「徳島は戸田選手にタイトルを取らせるために、早打ちしてくる」と予想。変化球の割合を増やし、打たせて取る投球に終始した。
六回まで3安打無失点に抑えたが、最終回の七回、守備のミスが相次ぎ同点とされると、2死満塁から2点適時打を浴びて勝ち越しを許した。試合後は「支えてもらった高知の皆さんになんとか恩返しがしたかった」と、唇をかんだ。
26日のドラフト会議へ、すでに複数の球団から調査書は届いている。「待つことしかできない。天命を待ちたい」と、願うように話した。