巨人・岡本 3打数無安打、キング争い直接対決
「巨人5-4阪神」(23日、東京ドーム)
リーグ2冠の岡本は3打数無安打に終わった。それでも、五回に5点目を呼び込む四球。三塁の守備でも再三の好守で投手陣をもり立て、勝利に導いた。
相手は今季8打数3安打で打率・375と打ち込んでいた西勇。しかし、この日はタイミングが合わなかった。二回の先頭で遊ゴロに倒れると、三回無死一塁では一飛。七回には3番手・桑原の前に再び遊ゴロに沈んだ。
26本塁打で並ぶ阪神・大山は3打数1安打1四球。他球団のライバルたちも数字を更新できず、岡本は本塁打と打点の2冠を死守した。前夜の試合後に「個人タイトルは意識していません。チームの勝ちに貢献できるように頑張る」と語っていた主砲。無心で戦い抜いた先に勲章はある。