ロッテ CS進出へ暗雲…今季初の5連敗、3位西武と3ゲーム差に
「オリックス7-2ロッテ」(23日、京セラドーム大阪)
負の連鎖は止まらなかった。ロッテは投打の歯車がかみ合わず、今季初の5連敗。井口監督は「チャンスで、なかなか1点が取れない」と嘆いた。
不振にあえぐ井上を欠場させ、つながりを重視して打線を組んだ。だが相手と同じ12安打を放ちながらも、清田が六回と八回に放った2打席連続のソロによる2得点のみ。藤岡が2打席連続で併殺打に倒れるなど、拙攻も響いた。「もう少し打線のつながりを考えていかないといけない」と厳しい表情だ。
10月に入って6勝12敗と失速し、首位ソフトバンクに9・5と絶望的な差を付けられた。しかも3位・西武と3ゲーム差と、CSに進出するための2位キープにも暗雲が垂れ込めてきた。
「いまさら違うことはできない。やってきたことを、そのままやるだけ。調子いい、悪いと言っている場合ではなく、とにかく残り試合、全力でやっていく」と言葉を絞り出した指揮官。一丸になって危機的な状況を打開するしかない。