巨人・菅野2敗目 指つって決勝点献上 中日負けてマジック「4」
「巨人1-2阪神」(24日、東京ドーム)
先発の巨人・菅野が猛虎打線の執念に屈し、7回6安打2失点で今季2敗目を喫した。阪神戦の黒星は昨年5月15日以来、528日ぶり。チームの連勝もストップしたが、中日が負けたためリーグ連覇へのマジックは1つ減って「4」となった。
1点を追う六回に自ら二塁打を放って好機を演出。その後、松原の犠飛で同点のホームを踏んだ。だが、七回に入る前の投球練習でアクシデントが発生。右手人さし指の付け根付近がつり、一度ベンチ裏で治療を行った。
続投を決意した後、2死一、二塁とピンチを招いて代打・原口に決勝の中前適時打を献上。「2点目に関しては防ぐことができたと思うので、その辺は突き詰めていきたい」と悔しさをにじませた。
原監督は「良かったと思います」と及第点を与えた。患部も回復し、次回は予定通り31日・ヤクルト戦(東京ドーム)に先発する見通し。右腕は「次の試合もしっかり調整して万全の状態で臨みます」と気を引き締めた。