早実・田和 9K完投勝利!日本ハムスカウト「最高位」
「秋季高校野球東京大会・2回戦、早実6-2郁文館」(24日、立川市営球場)
4年ぶりのセンバツ出場を狙う早実が2回戦に臨み、郁文館に快勝した。エースの田和廉投手(2年)が9回7安打2失点で完投。この日、自己最速を更新した141キロの直球を武器に、走者を背負いながらも粘りのピッチングでチームをけん引。東京の頂点まであと4勝とした。
五、九回以外は毎回出塁を許す投球。七回1死満塁では自らの暴投で失点もした。自己評価も「自分の中では点を取られないのが目標なので」と100点満点中50点と厳しめだったが、最後までマウンドに立ち続けた。
キレのある直球と変化量の大きいスライダーが魅力。この日も9個の三振を奪い、視察した日本ハム・坂本スカウトは「来年の東京(の高校野球)を引っ張っていく存在。右(投手)では最高位」と評価は高まっている。
主将で日本ハム・清宮幸太郎の弟、清宮福太郎内野手(2年)は2打数無安打2四球に終わった中、125球の熱投を見せたエース。「疲労は全然なかったですね」と笑顔で振り返った。