広島新庄、2年連続のセンバツに王手 九回1死三塁の同点のピンチしのぐ
「秋季高校野球中国大会・準々決勝、広島新庄3-2桜ヶ丘」(25日、松江市営野球場)
広島新庄(広島1位)が桜ヶ丘(山口1位)に逃げ切り勝ちしベスト4進出を決めた。
六回までは0-0と息詰まる投手戦。広島新庄は七回に1死一、二塁から藤川の右前適時打で先制点を挙げると、なお、一、二塁から平田が左中間への2点適時三塁打を放ち、この回3点を挙げた。
しかし、3-1の九回に1死一塁から桜ヶ丘の戸高に右中間への適時三塁打を浴び、1点差に詰め寄られた。なお、1死三塁。一打同点となる場面になったが、七回途中から登板した2番手・秋山恭平投手(2年)が後続を三振、三邪飛に打ち取り、逃げ切った。秋山は「守りきろうと思って投げました。気持ちを出せた」と笑みを浮かべた。
宇多村聡監督は「苦しいゲームでしたが、しっかり守ったことでこういう結果になった」と安どした表情で試合を振り返った。
ベスト4進出を決め、2年連続のセンバツ切符へ王手をかけた。準決勝は31日に行われ、鳥取城北(鳥取2位)と対戦する。宇多村監督は「センバツに出るために気を緩めることなく頑張っていきたい」と一戦必勝を誓った。