20年ドラフト 独自色表れた西武とソフトバンク
「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)
大方の予想通り、投打の二人の目玉に人気が集中した。阪神が引き当てた近大・佐藤、楽天が交渉権を獲得した早大・早川はそれぞれ4球団が集中。“東西の横綱”として今回の候補の中では評価が突出していた形だ。
外れ1位を含めて12球団中7球団が指名したように大学などの即戦力投手が豊作だった中、独自色が表れたのが西武とソフトバンクだ。いずれも外れ1位で前者は桐蔭横浜大・渡部、後者は花咲徳栄・井上を指名。一発が魅力の右の大砲も希少価値が高いということを示していた。
コロナ禍で視察機会が失われ、戦力外もまだ出ていない中でも支配下で各球団最低でも5人は指名するなど補強に積極的だった。育成も全球団が参加。特に巨人は最多12人と将来性を見込んでの結果となった。