常総学院がセンバツ当確 島田直也新監督「子供たちがやってくれた」
「秋季高校野球関東大会・準々決勝、常総学院9-1木更津総合」(27日、ZOZOマリンスタジアム)
日本ハムなどで投手として活躍した島田直也新監督率いる常総学院(茨城2位)が木更津総合(千葉1位)に快勝し、4強入りで16年春以来となる来春センバツ出場を確実にした。新指揮官は今年3月16日に学生野球指導者資格を回復して同20日から同校のコーチに就任。同7月に監督へと昇格し、いきなり結果を残した。
0-0の六回に2点を先制して均衡を破ると、勢いづいた。終わってみれば17安打9得点。七回無死一、二塁では4番・青木良弘内野手(2年)に犠打のサインを出すなど、「小技も必要だと思っている」と手堅く勝利につなげた。
母校は甲子園春夏通じて2度の優勝を誇りながら、近年は苦しんでいた。苦境の中での“登板”。今大会中は寝られない日々が続いたが、来春センバツへの当確ランプをともして「しっかり子どもたちがやってくれた」とナインの姿を誇らしげに眺めた。