巨人ドラ1 亜大・平内が1失点完投勝利 最速152キロ
「東都大学野球、亜大8-1東洋大」(27日、神宮球場)
巨人からドラフト1位指名を受けた亜大・平内龍太投手(22)が先発し、9回5安打1失点で完投勝利を挙げた。
初回こそ2本のヒットで1点を奪われたものの、「初回はふがいないピッチングだったので、二回から気を引き締めて投げました」と二回以降はスコアボードに0を刻み続けた。走者を背負ってからのギアチェンジで東洋大打線を手玉に取り、この日の最速152キロも五回1死三塁の場面で計測された。
剛速球もさることながら、変化球もさえ渡った。奪った7つの三振の内、6つの決め球が130キロ台中盤のスプリット。120キロ台のスライダーも組み合わせて、冷静にイニングを重ねていった。
指名の実感は「思ったよりなかったです」と話し、祝福のLINEもリーグ戦に集中するため、まだ1件も返してないという。“運命の瞬間”からわずか約25時間後。神宮の地で、巨人軍のドラ1に違わぬ活躍を見せた。