巨人が9失点大敗 中日負けてマジック3 最短Vは29日に
「DeNA9-2巨人」(27日、横浜スタジアム)
ソフトバンクが歓喜に酔いしれる中、原巨人は大敗を喫した。2位・中日が負けてリーグ連覇へのマジックは「3」となったが、3連敗の現状は「決して良くない」と指揮官。負の連鎖を断ち切らなければ、日本シリーズにも悪影響を及ぼす。
新人王を争う先発の戸郷が五回にプロ初の満弾を浴びた。八回には救援陣が崩壊して一挙4点を失った。打線は坂本が3安打猛打賞で通算2000安打へ残り8本と迫ったが、奪った得点は丸の2ランによる2点のみだ。
この日、前日のドラフト会議で1位指名した平内(亜大)が、東都大学野球の秋季リーグ・東洋大戦で5安打1失点の完投勝利。原監督は「今日うちに来て投げてくれれば良かったな」と冗談交じりに話し、自軍の不安定な投手陣を嘆いた。
試合後、古川の2軍降格が決定。10月に入り9勝12敗2分けと負けが先行し、最短Vは29日に延びた。「勝ちてぇ~。足踏みはいらない!」と宮本投手チーフコーチ。全員一丸で試練を乗り越える。