ロッテ・沢村 メジャー複数球団が興味 早い段階から調査、譲渡金なしで“お買い得”

 ロッテの沢村拓一投手(32)に複数のメジャー球団が興味をもっていると26日(日本時間27日)、米大リーグ情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が伝えた。同投手は10年度ドラフト1位で入団した巨人から9月にトレードでロッテに移籍。今月17日に海外FA権の資格取得条件を満たしており、今オフの去就が注目されている。

 同サイトによると、複数のメジャー球団が早い段階から沢村を調査しているという。「メジャー移籍に前向きかは不確かだが」と前置きしながら「彼は今冬、無制限FA(海外FA)になるので、ポスティングシステムの対象にはならない」と、獲得のための譲渡金を必要としないことを伝えた。

 同サイトは今季の沢村についても詳しく報じている。「序盤は13回1/3を投げて14安打、9失点、8四球と荒れ、巨人からロッテへトレードされた。新チームでは立て直し、14回2/3で6安打、7四球、19三振を奪い、わずか2点しか許していない」と紹介した。

 最速156キロの直球、決め球の140キロ台後半のスプリット、スライダーがあるとし、「序盤の不調は多くのメジャー球団への危険信号になるのは確かだが、本人が米球団との契約を望むなら移籍後の復調やこれまでの実績、メジャー級の可能性を持つ球は有利に働くはずだ」と評価した。

 17年オフに西武からポスティングシステムを使ってパドレスと2年380万ドル(約4億円)の契約を結んだ牧田や、昨オフの阪神退団後にブルージェイズと1年100万ドル(約1億500万円)で合意したドリスらの名前を挙げて説明。「手頃な金額の中継ぎ投手の需要は大きくなっていくだろう」と予測した。

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