日本ハム・浦野が引退会見「プロ野球はやらなきゃいけないところ」
今季限りでの現役引退を表明している日本ハムの浦野博司投手(31)が31日、札幌市内の球団事務所で会見を開いた。
引退を決めた胸中について浦野は、「『やれる、やれる』というのは誰もが思うこと。僕はそうじゃないと思うプロ野球は。『やらなきゃいけない』ところだと思う。それが僕はできなかった。試合で結果が残せなかったし、1軍の力になれなかった」と明かした。
浦野は浜松工から愛知学院大、セガサミーを経て13年度のドラフト2位で日本ハムに入団。1年目の14年には7勝を挙げた。その後は右肩の故障などケガと戦いながら主に中継ぎとして活躍。通算では100試合に登板し18勝13敗、7セーブ、16ホールド、防御率3・88。
7年間のプロ野球生活を振り返り、「ケガが多くて、なかなかチームの戦力になれずに、本当に申し訳ないですけど、温かい声援がものすごく力になった。復帰したときの歓声は今でも覚えていますし、すごくうれしかったので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」とファンへの感謝を口にした。
浦野は31日のオリックス戦(午後2時試合開始、札幌ドーム)で引退登板が予定。今季初の1軍マウンドになる。